多重債務とは

多重債務とは

消費者金融のことについて考えるときに避けて通れないのが多重債務者の問題です。多重債務者という文字をみて、皆様どんな印象をおもちになるでしょうか。多重債務者の定義は諸説あるのですが、5件以上の金融業者から融資を受けている、もしくは2つ以上の業者から多額の融資を受けて、借りては返し、借りては返しということを繰り返して返済が行き詰った人のことを示します。返済が行き詰ると焦って闇金融から借りたり、自己破産をして新しい融資を受けられなくなったりします。人数については一応統計がありますが、それは政府が把握している人数で実際は相当数の方が多重債務の問題を抱えていると言われています。

 

多重債務者の置かれている苦境の原因については政府が悪い、金融業が悪い、借りた当人が悪い等様々な言い分があるようです。ここで少し思考のヒントとなるお話をご紹介しましょう。

 

あるところに部下にお金相当額を貸している上司がいました。その部下のひとりがお金をどうしても返せないと懇願したので貸した上司は気の毒に思い、借金を帳消しにしてあげました。ところがその部下は自分が少額貸し付けた相手にお金を絶対に返せと迫り牢屋に入れてしまったのです。それを知った上司はその不寛容さに激怒して、仲間を牢屋に入れた部下を牢屋に入れました。これは本来「仲間を赦さない家来の例え」と言って新約聖書、マタイによる福音書の中に出てくる例えをアレンジしたものです。

 

実際にこういった借金苦が古代社会であったのではないかと言われています。聖書は聖典としての側面と同時に語りつがれた知恵の集合体でもあり、どんな問題の解決のヒントものっている資料でもあります。この物語の主題は「赦し」です。私達は国の借金を負う債務者でもあります。皆様も暇な時にご自分はどの立場にあるか考えてみて頂ければ幸いです。